愛のレッスン 2

時刻(time):2022-04-26 23:30源泉(Origin):net 著者(author):admin
この話は続きです。はじめから読まれる方は「愛のレッスン 」へ 2 翌日、香織と絢美は予定通り、温泉旅行に出かけていった。香織の運転するピンクのマーチは、関越自動車道を

この話は続きです。はじめから読まれる方は「愛のレッスン」へ

翌日、香織と絢美は予定通り、温泉旅行に出かけていった。香織の運転するピンクのマーチは、関越自動車道を走り、群馬県と新潟県の県境に近い温泉に向かった。
高速を降りて、山の中の曲がりくねった細い道を三十分ほど走ったところで、予約した旅館に到着した。この宿を選んだ理由は、部屋が離れになっていて貸し切り風呂があることだった。

ゴールデンウイークなので宿泊代は割高になるが、ここ数カ月アルバイトに励んで、一泊二日で予約をとった。
荷物を運んできた仲居が説明を終え部屋を出ると、香織が部屋を見回しながら言った。
「さすがに高級感があるわね。なんだか学生にはもったいない感じだよね」
十畳ほどの和室の中央には、木目鮮やかな欅の一枚板の座卓がどっしりと置かれ、床の間に据えられた花器には、八重桜や小手毬、利休草が泊り客をもてなしている。
二人はさっそく風呂に入ることにした。風呂は、部屋の奥にある脱衣場のガラス戸を開ければ、すぐに入れる造りになっていた。服を脱いで、浴室に入ると、二人でもゆったり浸れる檜の湯船からは、湯気に混じってさわやかな木の香りが立ちのぼっている。黒い石を敷き詰めた浴室の窓からは、まだ雪を頂く谷川連峰が間近に迫ってくる。
「ああー、気持ちいいー」
温泉につかった絢美が両腕を伸ばして言った。並んで湯船に首までつかり、澄んだ青空を背景に白く輝く雄大な山々の姿を眺めていると、学校とアルバイトに明け暮れて忙しく過ごしている日々の慌ただしさが嘘のように感じられてくる。
「それにしても静かね。まるで世界にあたしたちしかいないみたい」
香織が窓の外の景色を見ながらつぶやいた。その唇を絢美が塞いだ。湯気の立ち込める浴室に、舌を絡め合う音がぴちゃぴちゃと響く。唾液を溜めては互いの口の中に注ぎ、心ゆくまで飲み合う。
やがて、絢美は香織の秘裂に指を這わせた。中指を溝の奥に入れると、お湯とは明らかに違うぬるみが感じられる。さらに深く第二関節まで挿入する。豊富な愛液が、指の挿入を容易にする。軽く指を曲げ、ざらざらした膣壁の天井を指の腹で撫でまわした。
「ああー、感じる。もっと、いじって……」
懇願するような目でじっと絢美を見つめる。初めて肌を合わせたころに比べると、香織は快楽を味わうことに貪欲になっている。性感の開発された軀が、さらなる愛撫を要求している。親指でクリトリス、中指でGスポットを責めると嗚咽にも似た叫びを上げ、背中を反らせながら、天井を向きのけぞった。首筋に舌を這わせ、乳首を指でいじくる。
絢美は悦びの声を上げる香織の横顔を見つめた。高い鼻と少しぽってりとした厚みのある唇、優雅な顎から喉元にかけてのライン。嫉妬を感じるほど白いきめ細かな肌には、赤みがさしている。
(あたしの宝物。今夜は、眠らせないんだから)
心の中でつぶやくと、絢美は言った。
「あとは出てからのお楽しみ。夜は長いわよ」

風呂からあがり、ほてった体を休ませていると、午後六時ちょうどに夕食が運ばれてきた。山あいの宿らしく、鮎のフライや舞茸の天ぷら、山菜のおひたしなどがにぎやかに並んだ食卓の中でも、しゃぶしゃぶにする赤城牛の霜降り肉に二人の目は釘付けになった。
「お酒をお飲みになるなら、こちらのメニューからお選びください」
仲居が差し出したメニューから、香織は日本酒の久保田千寿を選んだ。父が好きでよく飲んでいるからだ。四合瓶を一本注文した。
「カンパーイ!」
冷の久保田を注いだワンショトグラスを持ち乾杯すると、二人は料理を堪能した。どれも料理人の確かな仕事ぶりを感じさせる見事な味だった。赤城牛のしゃぶしゃぶも極上の食感で、旨みを引き出すごまだれをつけて食べると、口の中でとろけるようなやわらかさだった。
夕食を食べ終わると仲居がやってきて布団を敷いていった。二人は修学旅行に来た中学生のように、枕を投げ合った。布団の上でじゃれあっていると、絢美が、突然真顔になって言った。
「ねえ、今夜はしてみたいことがあるの。前からやってみたかったこと」
そういうと、絢美はバッグの中から、黒い布のようなものを取り出した。
「何それ?」
香織が不安な表情で尋ねる。
「アイマスク。裸になって、これをつけて、四つん這いになってほしいの」
「ええー。何だかこわい……」
アイマスクを手にとった香織は、少しの間それをじっと見つめた。そして、意を決したかのようにゆっくりと装着した。
絢美は、香織を立たせると、浴衣の帯をとき全裸にし、そっとキスをすると言った。
「四つん這いになってお尻を突き出すのよ。」
香織は言われた通りの姿勢をとった。蛍光灯の光の下で、温泉に入っていっそうつややかさを増した白い背中が眩しく輝いている。上から見下ろすと、くびれた腰からハート型に広がる尻のラインがうっとりするほど艶めかしい。同じ女でありながら、ほれぼれと見とれずにいられない。絢美は自分も浴衣を脱ぎすて全裸になり、香織の尻の前にひざまずくと、中央の秘裂を凝視した。まだ閉じている溝からは、茶色がかったピンクのラビアが左右対称にはみ出ている。その下には、黒々とした豊かな陰毛が見てとれる。絢美の視線を感じるのか、尻が左右にもぞもぞと揺れている。

絢美が言った。
「手首のところを背中で縛るよ」
「えっ、ちょっと、何?」
声を無視して、すばやく両腕を背中に回し、浴衣の帯で手首を縛った。
アイマスクを着け、両手を背中で縛られ、尻を高く掲げている香織の姿を見て、絢美はかつてないほど興奮していた。責める側でありながら、しかもまだ行為はこれからなのに、絢美の秘裂からは愛液がしたたり、腿へと伝っている。全身の血がかぁーと熱く燃えたぎるような気がしてくるほどだった。
「天国に連れて行ってあげるのよ」
そういうと絢美は、香織の足の親指に舌を這わせ始めた。
「いやあ、くすぐったいよ」
唾液にまみれた足指を折り曲げて声をあげる香織にかまわず、一本一本の指を慈しむように舌で愛撫を施してゆく。枕投げで汗をかいたせいか少ししょっぱい。もう片方の足の指も念入りに舐めているうちに、香織の体はすっかり力が抜けたようにくたっとなった。
足指への愛撫を終えると、絢美は透き通るような白さのふくらはぎから太ももにかけて、じらすように時間をかけて舐め上げていき、徐々に花弁のある核心に近づいていった。
ようやく舌が太腿のつけ根までたどり着くと、絢美は膝で立ちあがり、香織の尻に手を置いた。両手の親指で秘裂を開くと、はしたないほど大量の愛液があふれ出ている。包皮に半分ほど隠れたクリトリスが真珠光沢を放ち、茶色がかったピンク色の膣肉があやしく蠢めき、その上の肛門がすぼまったりゆるんだりを繰り返している。
絢美はつばをため、香織の肛門に垂らした。香織の体がビクっと反応した。包皮を剥いて、クリトリスを舌でつつく。快感の電流が全身を奔流となって駆け巡る。

「ああーっ。」
香織が叫んだ。ピンク色の真珠全体を舌で舐め回しながら、中指を挿入する。膣はぬるぬるの蜜壺と化し、指でかき回すとねちょねちょと淫靡な音がする。舌でクリトリス、指の腹でGスポットを攻撃すると香織が叫んだ。
「いやあああああー。おまんこ気持ちいいーっ。気持ちいいよー」
あまりの快感に理性が吹っ飛んでしまったのか、香織は自ら卑猥な言葉を口にし、愛液をしたたらせた。
絢美は、もう一方の手の親指をしゃぶって唾液で湿らせると、アナルにあてがった。蜜壺には薬指も入れて、二本でGスポットを責める。三つの性感帯を同時に責められると、香織は、獣の咆哮のようなよがり声を上げながら、口から涎を垂れ流した。膣壁からあふれ出る粘っこい愛液と自分の唾液とで 絢美の口の周りはぐちょぐちょだ。
そのとき香織の口から、ひときわ大きく聞き慣れない言葉が発せられた。
「ああー、出るう、出ちゃううー」
「えっ?」
絢美が、愛撫を中断し、顔を上げた瞬間だった。一筋の透明な液体が、勢いよくピンクの割れ目のあたりから発射された。液体は、はじめ一直線に飛んで絢美の胸を直撃したあとも、何度かに分けて噴出した。そのため、絢美は胸から太腿にかけて液体まみれになった。香織は叫びながらがくがくと下半身をうごかし、やがてぐったりとしたようすで布団にうつぶせになった。
「すごーい。潮吹いちゃったね。AVとかではよくあるみたいだけど、初めて見た」
絢美はアイマスクをとり、手首を縛っている浴衣の帯を解いた。うつぶせになっている香織を抱き起こし、おでこに軽くキスをすると、うっすらと汗ばんで艶やかさを増した体を抱きしめた。
「あたしのせいですっかりエロい体になっちゃったね。すごい声で叫んでたわよ」
「そうなの?とにかく気持ちよすぎて、頭が真っ白になっちゃった」
シーツには、おしっこをもらしたかのような大きなシミができていた。
「今度は二人で気持ちよくなるのよ」
そう言うと絢美は、自分のバッグからタオルに包まれた長い棒のようなものを取り出した。

「今夜のメインディッシュよ」
タオルの中から出てきた棒状のものを見て、香織は目を見張った。
「何これ?」
「ディルドー。それも二人同時に楽しめるやつ。」
それは、両端がペニスの形になっているレズプレイではよく使われる性具だった。先端が亀頭を模しているだけでなく、竿の部分には青筋が浮き出ている。初めて見る香織にとっては、何だかおぞましい、ぞっとするような代物だった。
絢美はバックの中から、ローションも取り出し、ディルドーの先端にたっぷりと垂らした。
「まずは、香織からよ。足開いて」
香織は両手を後ろについて、絢美の正面に向き直り、足を開いた。
「すごく太いけど、入るかな?」
「ローションつけてるから大丈夫よ。男とするときの練習だと思えばいいじゃん」
「それにしても、どこでこんなの手に入れるわけ?アダルトショップとか?」
「みんな通販だよ。ネットで注文するの。今度の旅行のために買ったんだけど、実はあたしも初めて使うんだ」
実物のペニスもこんなに大きいのだろうか。処女で、男のモノを実際に見たことがない香織は、あまりにリアルなディルドーを見て戸惑った。
香織は、これまで男の性器を受け入れたことはなかった。男と縁がなかったわけではない。それどころか、これまで香織に思いを寄せた男は数えきれないほどいた。しかし、その中で、勇気を出して告白し、何とかデートの約束を取り付けた男は数人に過ぎない。ほとんどの男は、高嶺の花と敬遠してしまうのだ。一回でもデートした男たちは、すれ違う男どもが振り返るほどの美人を連れて歩けることに有頂天になった。しかし、香織が男に夢中になることはなかった。映画や遊園地で何回かデートすると、決まって香織の方から身を引いてしまうのだった。なぜそうなってしまうのか、自分のことなのに、はっきりとした答えを出せないままでいた。
その一方、性に対する興味は幼いころから人一倍あった。ただ、性欲を感じることはあっても、強い自我でそれが表面に出ることを抑えていた。気のおけない女友達といるときでさえ、性に関する話題には決して入ろうとしなかった。おそらく、自分の強い性欲に罪悪感のようなものを抱いていたのだろう。香織の強い自我を解放し、レズの世界へ導いたのが絢美だった。

「じゃあ、入れるわね」
絢美は、ディルドーの先端を香織の秘裂にあてがった。ゆっくりと挿入し、亀頭の部分だけを出し入れしてみる。カリ首が出入りするたび、ラビアがめくれあがる。
「大きい、すごい圧迫感」
香織の顔が歪んだ。膣肉を押し分けてさらに奥へとゆっくり挿入を試みたが、ディルドーは途中で進まなくなった。処女膜がそれ以上の侵入を妨げている。
「これ以上入れると痛いよ。我慢できる?」
そのとき、香織の脳裏に、不意に俊輔の面影が浮かんできた。
(なんでこんなときに弟の顔が浮かんでくるんだろう?)
次の瞬間、一筋の閃光のように、ある考えがひらめいた。
「絢美、やめて!」
「えっ、急にどうしたの?」
絢美は、ディルドーを抜いた。
「あたし、わかったの。今まで男の人を避けてきた理由が」
「男を避けてきた理由?何それ?」
突然のことに、半ば茫然としながら、絢美が尋ねた。
「あたしね、弟が好きなの。それも、男として」
「えー、弟って、あの俊輔くんのことだよね」
絢美は思わず大声を出した。あまりに意外な突然の告白に二の句が継げず、ただ、香織の顔を見つめるばかりだ。
「そう。今はっきりわかったの。あたしは俊輔が好き、俊輔と結ばれたいんだって」
「だって、彼には付き合ってる子がいるじゃない。それはどうするのよ」
「わからない。でも、弟を愛しているのは事実だから」
香織の表情には、強い確信のようなものが感じられた。

「だってあんたが好きだとしても、俊輔くんはどう思ってるの?」
「たぶん、女としては見てないと思う」
「それじゃあ、話は進まないわね。こうしたらどうかな。俊輔くんに香織の初体験の相手になってもらうのよ」
「無理だよ。弟にそんなこと頼めないって。真理ちゃんにも悪いし」
「真理ちゃんて、俊輔くんの彼女のこと?」
香織はうなずいた。
「まあ彼女はいるかもしれないけど、そのあと付き合うとか、そういうことじゃないし、大丈夫よ。あたしに任せなさいって」
「でも、やっぱりそんなのやめた方がいいよ。だって、姉と弟で関係もつなんて、許されないでしょう?」
「だって好きなんでしょう。好きな人に処女を捧げるのは女の幸せよ。自分の気持ちに正直になったほうがいいよ。とにかく、あたしに任せておきなさいって。俊輔くんだってきっと嫌とは言わないと思うよ。」
香織はだまって絢美の言葉を聞いていた。
「ねえ、続きをしようよ。そのことはまた帰ってから考えればいいじゃない。せっかく旅行にきてるんだから、楽しまないと損だよ。今度はあたしを気持ちよくして」
そう言うと、絢美はディルドーを香織に手渡し、足を開いた。
「そうね、わかった。急に変なこと言いだしてごめんね。」
その後、二人の交歓は夜明けになるまで続いた。

愛のレッスン 2 終わり

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