欲孕3

時刻(time):2022-05-31 23:23源泉(Origin):net 著者(author):admin
この話は続きです。はじめから読まれる方は「欲孕 」へ 前日での事から俺はバイトに行き難かった。しかし、自身、苦学生な為に行かない訳にはいかない。 なので、バイト中はソ

この話は続きです。はじめから読まれる方は「欲孕」へ

前日での事から俺はバイトに行き難かった。しかし、自身、苦学生な為に行かない訳にはいかない。
なので、バイト中はソフィーナの目につかない様に出来るだけ存在を消そうと試みていたのだが…。

「あっ、スミマセーン」
「う、うん」
「あー、ごめんなサイ」
「うっ」
ソフィーナはそれを許してはくれなかった。彼女の必要以上な俺へのその態度に、もしかしたら、昨日の当て付けだろうかとも考えた。
「あー、それ取ってくれますカ?」
「うあっ!?」
しかし、それは虐め等の攻撃的なものとは違って、気持ちが良いものだったのだ。
手と手が触れ合ったり、頬と頬がくっ付いたり、通路が狭いのもあるがすれ違いざまには必要以上に彼女は体を俺の方へとすり寄せてくる。密着すればするほどソフィーナの柔らかい肌や豊満な胸が俺の体に官能的な刺激を与えてくる。
そして、それを理解しているのか俺が申し訳なさそうな視線を向けるとソフィーナは妖艶な笑みを浮かべ、また、俺の方へと密着してくるのだ。
そして、段々と俺は自分が信じられなくなっていくのだ。なぜなら、そんな彼女の性的なアピールとも取れる行動に昨日までの考えが揺らぎつつあるからだ。
ソフィーナの悪戯で可愛らしい笑顔。魅力的なブロンドと服から覗かせる白くきめ細やかな肌。その存在を服の内側から突き出すほどに実らせる豊満な胸にスラリと長い足は体に触れたり、絡ませたりされるだけで心地の良いものだろうと想像出来る。
まさか、それが彼女の狙いなのだろうか…。だけど、昨日の話を理解してくれたのであれば、俺なんかにこんな事をする必要はないはずだが…。
心が欲望で揺らぐ中で俺は昨日の話がロシア人であるソフィーナには、意味はともかく、言葉として伝わっていないのではないかと考えた。
なぜなら、ソフィーナは日常的な会話には支障の無い言語能力を持ってはいるが、やはり、日本人と比べてどこか伝わり難いところがあるからだ。
昨日のソフィーナの発言に対して言葉の間違いがあるのでは?という自分の解釈事態が間違っていたことなど忘れ、俺は、またもや、彼女に何か間違いがあるのではと疑っていた。
ただし、昨日と違って今回は当たっているようだった。
意を決して昨日の言葉をちゃんと理解してくれているのかと彼女に問い掛けたところ、彼女からは思いがけない答えが返ってきたのだ。
「ちゃんと解ってマスよ。貴方はこんな自分で良かったらと言ってOKしてくれたんデスよね」

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