時刻(time):2022-06-03 11:58源泉(Origin):net 著者(author):admin
どうしてこんなふうになってしまったのか。 自分でも不思議と自然に受け入れてしまっている。 私は27歳のOL。子供の頃から男勝りで勝気な性格だったけど、別に同姓に惚れるとか

どうしてこんなふうになってしまったのか。
自分でも不思議と自然に受け入れてしまっている。
私は27歳のOL。子供の頃から男勝りで勝気な性格だったけど、別に同姓に惚れるとか全くなかった。むしろどちらかといえば男に不自由はしなかったし、それなりに男性と恋愛経験は積んできたつもり。ただ前の彼氏と別れてもう2年。欲求不満が無かったと言えば嘘になるかも。

今、私の隣で生まれた姿のまま寝息をたてているのは親友の一美。同じ会社の同期の友達だ。
ついさっきまで私達は同じ布団の中で愛し合っていた。
一美は疲れ果てて、先程の乱れ様からは想像出来ないような天使のような顔で眠っている。
私は私でそんな寝顔を見つめながら、銜え煙草で一美のことをいとおしく想う。
そんな感情は1ヶ月前には持ち合わせていなかったはずなのに。たしかに一美は昔から惚れっぽく、その都度男に捨てられては私のところに来て、一晩中泣き明かすというパタ-ンで、見ていて危なっかしく支えてあげたいと思う気持ちはあった。
どうしてこうなったのだろうか。これから男を好きになれるだろうか。

「あ~ん」

突如、微かだが喘ぎ声が聞こえた。

「はあ~。またか」

私は半ば呆れながら、一美の眠る布団の中に潜り耳を覆った。元はと言えばこの喘ぎ声が私達をレズの世界に導いてしまったのだ。

私のアパ-トはボロで6畳の1DK。壁は薄く今にも崩れそうなほどボロイ。
その分、家賃は破格的に安いのでまあ我慢しながらすごしていた。
そんな時、隣に大学生ぐらいの眼鏡をかけた女の子が引っ越して来た。
彼女は肩まで伸びたサラサラの黒い髪が印象的な賢そうな娘さんだった。
ただ引越しの挨拶もなく、たまにゴミ出しの時に軽く挨拶するぐらいで、ほとんど面識は無かった。そんな新しいお隣さんが来て非常に困ったことがあったのだ。
それはほぼ毎週決まって水曜日と土曜日の夜にあの時の彼女の喘ぎ声が薄い壁を通して夜中じゅう聞こえてくることだった。
テレビを消して耳を澄まさなければ聞こえない程小さな声だが、なんとその喘ぎ声はほとんど毎回、夜中から明け方ぐらいまで5、6時間は続くのだ。さすがに文句1つでも言ってやりたいところだが、面と向かって、その頭のよさそうな娘にそんなことを言う勇気は無かった。
逆に慣れてくると、いったいどんな絶倫の男とあの娘がつき合っているのか興味が湧いてくる程だった。
そんなある日、私にとって忘れられない出来事が起こったのだった。一美が彼氏に振られて、慰めるために私のアパ-トで飲み明かそうということになった。

「美香(私)~、男なんてもう信じられないよ~。どうして1人の女で満足出来ないのよ~。」

「大丈夫。一美はかわいいから、逆にすぐ次の彼がみつかるよ。その点私なんか、このところ男っ気無くて、もう2年もいないのよ~。どうにかしてほしいわ。」

なんて慰めあっていた時だった。

「あん、あ~ん」

始まった。その日は土曜日、隣の彼女が彼氏を連れ込む日だったのだ。

「何々、今気付いたけど、このアパ-ト隣の声が聞こえるの?」

「そうなの。それでいつも困ってるのよ。朝方まで終わらないわよ。隣の娘、結構まじめそうな女子大生だと思うけど、顔に似合わずやることはやってるのよ。人は見かけによらないわね。」

「朝まで!どんな男よ。」

「それがまだ見かけたことは無いんだよね。見かけるのは、あれ、妹さんかなあ。髪三つ網にしたかわいい高校生ぐらいの娘。たまにお姉ちゃんのところ遊びにくるみたい。」

「あ、あ、ああ、いいいいいい~」

「いくう~」

「ねえ~え。美香、私もなんだかもやもやしてきちゃった。キスして」

「え~。ちょっと何言ってんのよ。私はその気はないからね。」

一美はもうたまらないといった感じで私の手を取り自分のバストにあてて、揉むように動かした。

「あ~」

隣の喘ぎ声とは違った声色の一美の喘ぎに、私はかあ~と顔が熱くなった。
その瞬間、一美の唇が私の唇と重なった。
何が起こっているのかわからぬまま、やわらかい舌が進入してくる。
一美は私の手を自分の胸にあてたまま、私のオッパイを揉み始めている。
私はいつしか一美にリ-ドされるまま素っ裸にされていた。
乳首と乳首が擦れ合う感触、女性の繊細で柔らかな指の感触、唇の極め細やかさ、舌のなめらかさすべてが新鮮で心地よく思えた。
オナニ-はたまにしていたが、他人に与えてもらう快感は数倍気持ちよく、まして女性に与えてもらった快感は生まれて初めての快感だった。
そして私もお返しにとばかり、一美を今覚えたばかりの経験をふまえて絶頂へと導いてあげた。
最後は69の形になり、お互いの気持ちのいいように責め合い、逝かせ合った。
私達がお互い2回目の絶頂を迎えて、疲れきって余韻に浸っている時も壁の向こうからは喘ぎ声が響き続けていた。

「あああああ~。いく、いく、いっちゃうよ~」
<続く>

つづく「壁2」へ

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