ツインズ(最初は俺たち同士)

時刻(time):2022-06-03 13:49源泉(Origin):net 著者(author):admin
俺たちはホモだ。 最低なのは双子の兄弟であることだ。 いや、俺たちは、ただのスケベかもしれない。 良く聞く話だが、俺たちは、性格はけっこう違うと認め合っているのにバイ

俺たちはホモだ。
最低なのは双子の兄弟であることだ。
いや、俺たちは、ただのスケベかもしれない。

良く聞く話だが、俺たちは、性格はけっこう違うと認め合っているのにバイオリズムが一所だ。
モヤモヤする日は一緒にモヤモヤする。俺たちは高校生になるまで同じ部屋だった。
親は俺たちに気づいていない。
俺たちは小学生の頃から、モヤモヤすると、どちらともなしに自分の股間に手を伸ばし、兄弟の気安さからお互いを気にせず、ズボンの上から、あるいはパンツに手を入れて、しごいていた。

一心不乱に同じバイオリズムで手を動かすから、イク時も一緒だ。
ただ、中2のある日、俺だけが少しだけ遅かった。兄貴は恍惚とした気分で俺を見ていたそうだ。
俺が、息遣い荒く高まってるその姿を見て、兄貴は自分と同じ顔をしている俺を見て、妙な気分になったそうだ。
俺はその時、ズボンを膝まで下ろして出していた。
普段だったら学習机に飛ばす精液が、その日は俺の真上に飛んで俺の上に落ちた。

兄貴のイッたばかりのあれは、それを見て大きくなったんだそうだ。
兄貴はふらふらと俺に近寄り、俺をじっと見つめていた。
俺は兄貴のそんな顔を見たことが無かったから、俺も俺と同じ顔して、頬を高潮させた奴が目の前にいるのなんか初めて見た。
兄貴はジッパーを下ろしたズボンの中でやっていたらしい。
それをするっと脱いで、下だけ裸で近寄って来た。
前に見た時より生え揃った股間から、兄貴のアレは起っていた。

ゆっくりと、突然、兄貴は自分のアレをしごきながらさらに近づいて、俺の口元に近づけた。
鼻を突く匂いに一瞬、うっと思ったが、その瞬間、兄貴の手は俺のにも伸びて来た。

俺は生まれて初めて人に触られて、だけどさっきイッたばっかりだったから、簡単に兄貴の手に感じてしまった。
「あ……」って変な声を出してしまった。
兄貴は意外と優しく握って動かした。
なんだか、良くわからないけど、多分女みたいな気分になった。その時相手が兄貴だとか、この状況が変だとか、俺は思わなかった。
そのままして欲しいと思っていた。
兄貴はそのまま俺の目を見つめて、俺も椅子に座ったまましごかれながら兄貴の目を見ていた。
そのうち、自分じゃ経験の無い気持ちよさを感じてきた。

されるって、いいんだな。
そんなことを思った。

やがて兄貴の中で復活した俺を、兄貴は承知して早く動かし始めた。
兄貴の息遣いと俺の息遣いが部屋に充満して、俺はアダルトビデオを見ながら自分でしてるのかなんだかわからなくなった。
俺たちはまだ友達に借りたことも無くて、見たことも無かったけど、ものすごく興奮していた。
俺が変な声を出しながらイッて、俺を見下ろしながら兄貴もイッた。
兄貴のは俺の顔をかすめて壁に飛んだ。

最初はそれだけだった。

俺たちは後片付けをして、勉強を始めた。いつもと全然違う、真剣に黙々と勉強した。
宿題だけじゃなくて予習まで片付けた。何の相談も無く、黙々と。

夕飯も俺たちは黙々と食べた。
親が不思議がったが、打ち合わせも無く俺達は同じ言い訳をした。
「小テストやばくて。俺ら、これから勉強する。部屋に来ないでね。」

本当に来ないでね。
俺は言い残して、兄貴の後を追った。

部屋に入って、兄貴は俺をじっと見た。
どうすればいいか判らなかったが、何がしたいかは通じ合っていた。

俺達はそのまま、パジャマに着替えた。それはいつもの習慣だった。
違うのは、俺も兄貴もパンツはつけなかったことだ。
部屋の電気を消すと嘘がばれる。
でも俺たちは一刻も惜しかった。勉強の振りは省きたい。
俺は電気を消したかったが、そう言う訳には行かなかったので二人で無言でベッドに入った。

俺たちは、中2になっても、大きめのベッドに二人で寝ていた。
何も意識したことはなかった。
見慣れた兄貴の顔が俺を見つめた。

兄貴の戸惑いがすごくわかる。
男に興味を持ったことは無い。
何も判らない。

ただ、見詰め合っているうちに、ただそれだけで興奮してきた。
俺の舌が、刺激を求め始めてきた。
すげえ。キスがしたくなってる。俺は思った。
なんだかしびれた感じがしてきたと思ったら、兄貴の顔が少し歪んで俺に唇を重ねてきた。
俺らの体に電流が走った。

初めてのキスが兄貴。弟。
男の唇を柔らかいと思い、あっけなく兄貴の舌の侵入を許した。
そこからはもうすごかった。
初めてのキスなのに、音を立てて俺ら食いつくみたいに舌を絡めた。
ああ、噂のキスはこんなにエロいんだ。
俺気持ち良かった。兄貴の舌が動くたびに、もっとくれって思った。
俺がお返しする雰囲気になった時、兄貴の指がパジャマ越しに俺の乳首をいじり始めた。

俺はビックリして叫びかけた。
女が喘ぐところを想像した。
こんな気持ちいいのかよ。知らなかったよ。
俺は兄貴の下で体を波打たせて、多分女みたいに体をよじってたと思う。
余裕が出始めた兄貴が両方の乳首をいじり始めた時に、もう俺は声を上げそうだった。
でも、そこは兄貴が上手くふさいで、俺らはキスを続けていた。

兄貴が、俺のをパジャマの上から掴んだ時、俺のはもう十分に固くなっていた。
兄貴はしごきながら俺の首筋とかキスし始めて、時々舌で舐めた。

「ボタン外せ」

言われて俺は自らパジャマの上を開けた。

俺らは部活も一緒で、陸上部だからあんまり肉はついていない。
俺たちは、女子にも評判の体つきをしていた。だから俺はエロくなってる兄貴の体をきれいだと思った。
兄貴も自分で上を外して下もそのまま脱いだ。
俺の前にパジャマの上だけ羽織った、全裸の中学生がいた。
そいつは休まずに俺をしごき続け、俺を見つめていた。
兄貴のそれも、もうギンギンで先っちょが濡れていた。
兄貴の手がじかに俺の胸をなでた。

乳首もつままれた。
何をされても俺の体はよじれて腰が浮き始めた。
舌を絡めながら乳首をいじられて、いつの間にか兄貴は俺の乳首を舐めていた。
後で聞いたら、俺の声が出るところを見たくて夢中で感じるところを探したんだそうだ。

だから、最後には頭の中にある知識に従って、兄貴は俺を飲み込んだ。
上下する兄貴の頭を見ながら、俺はイッた。

俺は兄貴の口の中で果てた後、少し冷静になった頭で兄貴と見詰め合った。
兄貴が俺を女でも見るように優しく笑って見せるから、俺は兄貴に抱きついて少しだけ泣いた。

それから中3まで、俺らはほとんど毎晩のように布団に包まってそんなことしていた。
俺が兄貴に入れたり、兄貴が俺に入れたりし始めたのは、もっとずっと後だ。
「高校になったら部屋を分ける」と親が言った夜から、少しずつ知識を入れながら指で十分慣れてからだ。

中学の卒業式を終えた春休みのある日。
貯めた小遣いを持って、遠い町のラブホテルに行った。
鏡張りの部屋で、全裸の自分たちが、腰を動かしているのを見ながら、俺らは兄弟同士で結ばれた。

つづく「ツインズ 第2話 (同じ女を好きになる)」へ

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