#山奥の温泉旅館に、怖い女上司と一泊して

時刻(time):2026-09-11 21:18源泉(Origin):net 著者(author):admin
「山田、これまた間違ってる。同じミス5回目だけど、どうしてメモ取らないの?」 上司の藤原課長に冷たく言われ、慌ててメモをなくしてしまったことを伝えた。藤原課長は、ドキ
「山田、これまた間違ってる。同じミス5回目だけど、どうしてメモ取らないの?」
 上司の藤原課長に冷たく言われ、慌ててメモをなくしてしまったことを伝えた。藤原課長は、ドキッとするくらいに綺麗な女性だが、仕事はバリバリ出来るし、けっこう怖い。不動産会社なので完全に男社会だが、藤原課長は実力で地位を確保している感じだ。女性はとかく舐められがちなので、より強気な態度になってしまうのかもしれない。
「じゃあ、メモをなくさないようにメモ取らないと」
 呆れたように言う彼女。僕は、ビビりながらそうしますと答えた。僕は、この会社に入って3年目だ。不動産の営業は向いていないと思っていたが、意外に成績を上げられている。他の社員みたいにグイグイ行く感じでもないし、強気な営業は出来ない。でも、そんな頼りない感じがハマるお客さんもいて、とくに高齢者の方の売買を成立させることが得意だ。孫みたい……そんなことをよく言われる。
「明日の段取りは終わってる? 宿は確認した?」
 藤原課長が、書類を作りながら聞いてくる。こっちを見ることもなく話を続ける姿は、冷たく感じる部分もあるが、仕事が出来る人という印象が強い。僕は、慌てて確認しますと伝えた。すっかりと忘れていた。明日は、京都の山の奥の方のお客さんの家に行く。車でしか行けないような山奥で、なおかつアポイント出来た時間も夕方だ。
 そのお客さんは、もう70歳を過ぎているが、まだ京都の市内で働いている。そして、車で1時間以上かけて帰宅する。そんなこともあって、けっこう遅めのアポイントだ。そんな山奥に住んでいるのに、投資用マンションなどを複数所有している。そして、また僕の仲介で買ってくれることになった。オメは頼りないな、と言いながらも、かなり僕のことを気に入ってくれているみたいだ。
 契約書に署名押印と、手付金を銀行振出小切手で受け取る段取りなので、藤原課長も付いてきてくれる事になった。ただ、アポイントの時間から考えて、どう考えてもその日のうちに東京には戻れない。お客さんの家の近くの宿……と言っても、寂れた温泉旅館くらいしかないので、そこに予約を入れている。ちょっとした旅行のようだが、一緒に行くのが藤原課長なので、正直かなり気が重い……。
旅館に電話で確認をして、明日の書類を確認する。契約書、重要事項の説明書、役所で取った道路図やハザードマップ、謄本や公図なんかも整える。心配で、何度も確認をした。書類の作成自体は、それ専門の社員がいて作ってくれている。なので、忘れ物がないかのチェックが主だ。
 やっぱり、いくつか忘れていた。このドジっぷりは、本当に治らない。きっと、なんとか障害とかあるのだと思う。藤原課長は、忙しそうに仕事をしている。まだ32歳だが、近々部長になるのではないかと言われているみたいだ。
 結婚はしていて、子供はいないそうだ。このまま子供を作らずにバリバリキャリアを積み重ねていくのだと思う。なんとなく、子供が嫌いな印象がある。冷たいイメージだ。でも、本当に綺麗な顔をしているなと思う。スーツに包まれた身体も、明らかに胸が大きいし、脚が長い。普通のスーツのスカートのはずが、少しミニスカートみたいになってしまっている。
 僕は、そんな藤原課長のことが結構好きだ。冷たく怒られることも多いが、それも悪くないと思ってしまっている。でも、課長は僕のことが好きではないはずだ。仕事が出来ない……ミスばかり……高齢者の契約を取ってこなければ、とっくに見限られていると思う。
「ほら、もう良いから帰れ。明日の準備、ちゃんとしとくように。忘れ物しても、コンビニもないような所だからな」
 藤原課長は、そう言って定時に帰してくれた。そして、事務所を出ると、同期の高橋がニヤニヤしながら声をかけてきた。彼は、仕事の出来る方の人間だ。でも、イヤミなところもなく、僕に対しても小馬鹿にしたような態度を取らない。
「明日、ゴム忘れないようにな」
 からかうように言う彼。そんなことになるはずもなく、そんなことはないよと伝えた。
「わからんぞ~。課長、オマエのことお気に入りだからな」
 そんなことを言う彼。僕は、まさかと答えた。お気に入りどころか、疎まれているはずだ。
「へぇ、気がつかないもんなんだな。まぁいいや。楽しんで来いよ」
 そう言って、彼は僕の肩を軽く叩いて自分のデスクに戻っていった。
僕のことを気に入っている? そんな事を感じたことはない。きっと、からかっているだけだと思う。でも、妙に気になってしまった。言われてみれば、怒られることはあっても、強い口調で言われたことはない。明日の契約も、わざわざ付いてきてくれる。でも、それは単に、僕に言っても無駄とか、すでにいくつか物件を買ってくれている上客だからと言うことだと思う。
 そして、大きめのカバンに荷物をまとめていく。着替えや充電器、ノートパソコンや書類を確認していく。歯ブラシや髭剃りも入れた。もう大丈夫……そう思って、外に夕ご飯を食べに行った。そう言えば、明日の宿は食事も付く。と言うよりも、食事付きのプランしかなかった。
 餃子を食べに行こうとしたが、明日課長と車で一緒だ。臭いを怒られると思い、そばを食べた。コロッケを入れて食べると、本当に美味しい。ミニカレーも食べたが、やっぱり美味い。出汁を入れているのか、深い味がする気がする。
 そして、お腹も満たされたので自宅を目指す。ドラッグストアの前を通りかかり、高橋の言葉を思い出してしまった。そんなことはない……あるはずもないと思いながら、コンドームを買ってしまった。こんなの見られたら、また怒られる……そう思ったが、カバンの一番底に入れた。でも、自分でも笑ってしまった。そもそも、僕はまだ童貞だ。何か起きるはずもないと思う。
そして、翌朝、少し寝坊をしてしまった。慌てて支度をするが、課長から電話がかかってきた。少し待って下さいと言うと、
「良いよ、ゆっくり支度しな。こうなると思って、早めの時間にしてあるから」
 と、言われた。怒られなかったことにホッとしながらも、とにかく慌てて準備をした。そして、マンションの1階まで降りると、課長が待っていた。BMWのSUV型の車だ。コンパクトなタイプだが、見るからに高級そうだと思ってしまう。
「荷物、後ろで良いよ」
 スーツ姿の藤原課長……スカートが、けっこう際どい感じになっている。思わず見てしまったが、慌てて視線を外した。助手席に乗り込むと、コーヒーの良い匂いがする。
「ほら、山田の分もあるから」
 ドリンクホルダーには、二つカップがある。一瞬、恋人同士みたいだなと思ってしまった。僕は、ごちそうさまですと言って飲み始める。すると、課長は僕の書類を確認し始める。
「良いね、忘れ物なし。やれば出来るじゃん」
 ニコッと笑う課長。なんというか、会社の時とは態度が違う気がする。ソフト路線というか、優しげな雰囲気がする。珍しいと思った。こんな課長は見たことがない。会社では色々な人が見ているので、強気な態度を取るしかないのかも知れない。今は僕だけなので、そこまで突っ張る必要もないのかも知れない。なんにせよ、ソフトな感じなのは嬉しい。
車はすぐに首都高速に乗った。課長は、お客さんの情報を聞いてくる。それなりに報告はしているが、人物像なんかは細かく話していない。村上さんは、70歳の男性で、山奥に一人で暮らしている。奥さんは何年か前に病気で亡くなっていて、息子さん達は大阪や名古屋で独立している。
「なんでそんな山奥に住んでるの? お金に余裕もあるみたいなのに、京都市内に住まないのはどうして?」
 もっともな質問をしてきた。それは、僕も気になって質問したことがある。庭に、奥さんが大切に育てていた花や野菜があるそうだ。それを維持していきたいというのが理由だと言っていた。
「なにそれ、いい話。そんな男の人、いるんだね。ウチの旦那に聞かせてやりたいよ」
 そんなことを言う課長。驚いてしまった。今まで、旦那さんのことを言った事なんてない。なんとなく、いつもより砕けた感じがある。仕事と言うよりも、旅行みたいな一日が始まったからだろうか? でも、僕は緊張したままだ。ドキドキしている。いつ怒られるんじゃないかと、気が気ではない。
「山田、これで何件目だっけ? 3? 4?」
 僕は、4件目ですと答えた。
「すごいよね。こんなに同じ人に買ってもらえるなんて、よっぽど気に入られてるんだ」
 褒められた……予想もしていなかった言葉に、オロオロしてしまう。
「色々な営業の仕方があるけど、山田のやり方は真似出来ない。すごいと思うよ。信頼関係を作るのって、本当に難しいから」
 そんな風に思ってくれていた事に、ますます驚いてしまう。僕は、ありがとうございますと答えながら、どうしても脚を見てしまう。スカートがかなり上の方までズレているので、太ももも見えている。薄い素材のストッキングが、より悩ましい感じにさせている。
「山田は、結婚はしないの?」
 珍しく、プライベートの事を聞いてきた。仕事の話も終わったので、暇つぶしなんだと思う。僕は、彼女がいない事を伝えた。
「そっか、一度もなし?」
 その質問にも、素直にそうですと答えた。
「なんで? けっこうモテるんじゃないの? 母性本能、くすぐるの美味そうだけど」
 意外な事を言う課長。僕は、全然ですと答えた。今まで、女性に告白された事なんてないし、モテた事もない。
「そっか、年上にはウケそうだけど、同年代はあれか」
 勝手に納得する彼女。でも、そんな風に思われていた事に、少し嬉しいと思った。少なくても、嫌われてはいなかった……そう思うと、自然に笑顔になる。
サービスエリアで休憩をした。運転代わりますと言ったが、死にたくないと言って断られた……。ソフトクリームを食べる課長。そんな女の子っぽい姿は、見た記憶がない。美味しそうに食べる彼女は、会社の時と違ってニコニコしている。楽しそうですねと言うと、
「そりゃな。会社だと、足引っ張ろうとする奴らの目があるから」
 色々苦労しているみたいだ。やっぱり、女性という事で、大変な部分はあるみたいだ。
「山田はこの仕事してても、ピュアだな。その真っ直ぐな性格、大事にしろよ」
 そんなことを言う彼女。意味がわからなくてどういう意味ですかと聞くと、
「山田は、ぜったにウソつかないだろ。お客さん騙す事ないだろ。騙される事はあるかもしれないけど」
 と言って、楽しそうに笑った。からかっているわけではない……と、思う。確かに、不動産の営業は、騙し合いみたいな所はある。でも、僕はそんな事は出来ない。単に、騙すほどの頭がないだけだ。
「成績だけがすべてじゃないから。どんな仕事してきたか……どれだけの人に感謝されたか、そういうのも大事だよ」
 課長は、少し寂しそうに言った。自分の事を振り返っているのだろうか? でも、課長も人を騙すタイプには見えない。
新東名を走り続ける。真っ直ぐで広い道だ。周りのペースも早く、藤原課長も速度を上げる。爽快感がある。楽しいドライブみたいだ。でも、やっぱりチラチラと太ももを見てしまう。運転が続くにつれて、少しずつスカートが上にずれている。今は、太ももの半分以上が見えている状態だ。
 長くて少しだけ太目の太もも……たまらなくセクシーだ。でも、見ているのを気がつかれたら怒られてしまう……そう思って、すぐに前を向く。
「お腹空いた?」
 もうすぐ昼だ。お腹空きましたと答えると、
「じゃあ、食べよっか。次のサービスエリア、デカいから色々あるよ」
 と、言う彼女。言葉遣いなんかも、いつもと変わってきている。本当に、旅行に来ているみたいだ。でも、彼女はスーツだし、僕もスーツ姿だ。村上さんは、スーツなんて着てこなくて良いと言ってくれている。でも、契約の時ぐらいはという気持ちと、課長も同行する事もあってスーツにした。
サービスエリアに向けて、速度を上げる。爽快感が増す。すると、スカートがさらに上にずれてしまっていて、下着がチラッと見えてしまった。慌てて視線を外したが、薄いストッキング越しでも可愛らしいピンク色のショーツが見えてしまった……。
 イメージと違う。藤原課長は、黒とか紫の下着を身につけていると思っていた。なんなら、ガーターベルトとかもしてそうだなと思っていた。でも、少女のような可愛らしいピンク色の下着だった。そのギャップに、ドキドキしながら前を見続ける。見たいと思いながらも、必死で我慢した。

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